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「お出かけ写真講座」の記事一覧

| #03 カメラの視点を意識する。

今回は、撮影の時のお話。特にスマホで撮ること多い方、必読です。

普段写真を撮る時、カメラがどうやって目の前の景色を見てるか、意識したことありますか? それはどのように光を取り込み、写真として変換して、、という難しいカメラの仕組みではなく。 カメラがどこから見ているか、またどのような角度で見ているかという2点です。

これが一眼レフのカメラであれば、覗き込みながら撮るのでほぼ自分が見ている景色と同じ視点、同じ角度で見ることができます。 ただ液晶を確認しながら撮るスマホカメラとなると勝手が変わってきます。

特にカフェなどで、テーブルの上の料理を撮ったりするとき、撮った写真がイマイチしっくりこないことありませんか? このときは、視点がちがうことが原因かも。 テーブルなどで席について撮ると、自分の目から離して胸の高さくらいで構えがち。 これでは自分が見てる視点とカメラが見てる視点が大きく違ってしまいます。 これだけ視点が変わると、写す景色は全然かわってくる。特に光の入り方は、視点が変わると良くも悪くもだいぶ変わります

サンプルです。グラスに差し込む光がきれいだなと、スマホカメラで撮った写真がこちら。

胸元あたりで構えて撮ってました。でもなんだかしっくりこない。そしてあることをして撮ったのがこちら。

左目にスマホをあてて撮ってみました(笑) 押し当てていたので、液晶見ることなくシャッターをきったのですが、まさにこれが撮りたかったイメージ。

なかなかイメージ通りに撮れない、そんな時はカメラと自分が見ている視点の違いを意識して見てください。 さすがに左目にあてるような撮り方はせずに大丈夫ですが、 最初は意識して自分の視線と対象の間にカメラが来るように構えてみると、 より見え方をコントロールしやすくなると思います。

液晶を見ているだけだと、どうしてもレンズへの意識が薄れてしまいがち。 でもカメラの視点をちょっと意識して調整するだけで、ずっと良い写真が撮れるようになるでしょう。 ぜひ試してみてください。

| #02 カチッとはまる感覚を。水平垂直ラインを揃える。

いきなりですが、この写真をご覧ください。

早朝の青木湖。幽玄な景色でした。ぜひ訪れていただきたい場所。
でもちょっと違和感を感じませんか?
次の写真も続けてご覧下さい。先ほどの写真に少し手を加えてみています。

こうするとどうでしょう。。
かちっとハマったような感じ。先ほどより、より素敵な場所にみえてきませんか? こちら1枚目と同じ写真を、ほんの1°ほど回転させただけのものなんです。

これが今日のテーマ、水平をしっかりとるということ。

良い写真のための大事なポイントは、違和感をコントロールすること。 ほとんどのケースはこの違和感をなくすことが良い写真につながります。 余計な抵抗なく、ストンと写真の良さが伝わるようになるから。 そして水平ラインをしっかりとること、これも違和感をなくす重要なポイントです。

どんないい空気感の写真も、意図しない形でまっすぐのラインがずれてしまうと、 その良さが伝わりづらくなってしまいます、それはもったいない。 もちろん勢いをつけたり演出のために、あえてナナメに撮ることもあります。 でも意図せずナナメに傾いてしまった写真は、違和感が強くなってしまいます。 そんな写真はまっすぐに角度を調整してみましょう。 ぐっと一目見たときの印象がよくなると思います。

ちなみにこれは水平だけではありません。垂直も同様です。 例えばこちらの写真。

これ斜めから撮っているの水平はわかりづらいですよね。 でも縦のラインをみてください、少し傾いているのがわかりますか。 ちょっと調整してみましょう。

いかがでしょう、かちっとはまった気がしませんか? 水平垂直がきちっとはまること、まっすぐであること、これってとても重要なんです。 少し曲がっていたりすると、その違和感に引っ張られて、せっかくの魅力が半減されてしまう。

  • × 少し水平ラインが傾いた写真
  • ◯ 水平ラインがまっすぐな写真
  • × 少し垂直ラインが傾いた写真
  • ◯ 垂直ラインがまっすぐな写真

最近はこれに加えて、奥行きの角度も縦と横、調整できるものもあります。 これも試しにやりすぎないようにさわってみてもいいと思います。 また改めてそれに関してもお伝えいたしますね。

この傾きの調整はInstagramの編集機能でも、「回転」で簡単にできます。 まずはお気に入りの写真を見返して、その角度を調整してみてください。
きっとその変化を実感いただけるはずです。

| #01 光を感じる色味に。色温度の調整

出かけ先での写真撮影に役立つ情報をシェアしていこうと始めました、「お出かけ写真講座」
写真講座なんておこがましいけど、ぼくが普段意識していることなど、何回かにわたってご紹介していこうと思います。

一回目は、ぼくがレタッチするときにまずやっていること。 色味の調整についてです。

せっかくの良い写真がもったいないことになっているとき、よく見るのがこのケース。 過度な演出なのか、黄色くしすぎて濁ってしまったり、青くしすぎて冷たくなってしまったり。 もちろん意図して色味を変えるのはありだと思います。 ただ効果的に演出を加えるためにも、一度元の色味を把握することは重要です。

良い写真の基本、まず白いものは白く、ぼくはこの本来の色味に正すことから補正作業をしています。

そもそも色味はなぜ変になってしまうか。
これは撮影した環境の光と、カメラのホワイトバランスの設定がずれてしまっているから。 晴れの日や曇りの日だけでも光の色は違いますし、屋内であればライトの色味も白から黄色といろいろありますよね。 本来のホワイトバランスは、このいろんな環境の光に合わせて、白いものを白く撮るために調整する機能なんです。 ただ、カメラも完璧ではありません。ましてやiPhoneではこの設定が完全オートなんです。 ちょっとした光の捉え方で、その設定が狂ってしまうことがあるのです。

なので写真を撮ったら、まずはホワイトバランスがずれていないかを確認します。

たとえばこんな色味。

  • 色温度が高く黄色くなってしまった写真
  • 色温度が低く青くなってしまった写真

これがずれていた場合は、編集アプリの色温度という項目を調整します。
黄色かったら左に、青くなりすぎたら右側にメモリを移動します。 この時写真の白い部分に注目してメモリを調整してみてください。 そして白い部分が白くなってきたときに手を止めて、一度写真を眺めてみる、、、 すると写真がぐんっとクリアにしまった印象になりませんか?
これが基本の状態です。
この上で、調整したい人は、少し黄色を強めて彩度を落としてアンティーク調にしてみたり、 飛ばし気味に明るくしてハイキーの写真にレタッチしてみたりしてみましょう。 フィルタをかけるのもこのタイミングにすることで、フィルタの効果も引き出せます。 ずっと完成度の高い写真に仕上がるはずです。

これをやらずにトーンを変える補正を加えると、濁った状態の水に色を加えていくようなもの。 いくら色を加えても、ベースの濁りはどうしても残ってしまいきれいな色にはなりずらい。 ぜひこの点意識してみましょう。

最後に色を調整した写真がこちら。

  • 色温度を正しく調整した写真

光がクリアになり、アイスの光を受けてる部分がより引き立ちました。 光を感じる写真、良い写真の大事な要素の1つだと思います。 ※今回のサンプル3つは明るささなどは同じ、色温度だけを変更しています。

おまけ
補正アプリでティントという項目をみたことありませんか? 色温度が青〜黄であるのにたいして、ティントは緑〜赤の色味調整です。 これは光というよりカメラのメーカーや機種による影響。 こちらも色調整には重要な機能なので、ぜひお試しを。