Around Tokyo

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Column

旅や暮らしにまつわること、書いていきます。

| #02 カチッとはまる感覚を。水平垂直ラインを揃える。

いきなりですが、この写真をご覧ください。

早朝の青木湖。幽玄な景色でした。ぜひ訪れていただきたい場所。
でもちょっと違和感を感じませんか?
次の写真も続けてご覧下さい。先ほどの写真に少し手を加えてみています。

こうするとどうでしょう。。
かちっとハマったような感じ。先ほどより、より素敵な場所にみえてきませんか? こちら1枚目と同じ写真を、ほんの1°ほど回転させただけのものなんです。

これが今日のテーマ、水平をしっかりとるということ。

良い写真のための大事なポイントは、違和感をコントロールすること。 ほとんどのケースはこの違和感をなくすことが良い写真につながります。 余計な抵抗なく、ストンと写真の良さが伝わるようになるから。 そして水平ラインをしっかりとること、これも違和感をなくす重要なポイントです。

どんないい空気感の写真も、意図しない形でまっすぐのラインがずれてしまうと、 その良さが伝わりづらくなってしまいます、それはもったいない。 もちろん勢いをつけたり演出のために、あえてナナメに撮ることもあります。 でも意図せずナナメに傾いてしまった写真は、違和感が強くなってしまいます。 そんな写真はまっすぐに角度を調整してみましょう。 ぐっと一目見たときの印象がよくなると思います。

ちなみにこれは水平だけではありません。垂直も同様です。 例えばこちらの写真。

これ斜めから撮っているの水平はわかりづらいですよね。 でも縦のラインをみてください、少し傾いているのがわかりますか。 ちょっと調整してみましょう。

いかがでしょう、かちっとはまった気がしませんか? 水平垂直がきちっとはまること、まっすぐであること、これってとても重要なんです。 少し曲がっていたりすると、その違和感に引っ張られて、せっかくの魅力が半減されてしまう。

  • × 少し水平ラインが傾いた写真
  • ◯ 水平ラインがまっすぐな写真
  • × 少し垂直ラインが傾いた写真
  • ◯ 垂直ラインがまっすぐな写真

最近はこれに加えて、奥行きの角度も縦と横、調整できるものもあります。 これも試しにやりすぎないようにさわってみてもいいと思います。 また改めてそれに関してもお伝えいたしますね。

この傾きの調整はInstagramの編集機能でも、「回転」で簡単にできます。 まずはお気に入りの写真を見返して、その角度を調整してみてください。
きっとその変化を実感いただけるはずです。

  • 2017年9月20日 | 
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